仏壇・仏具・祭礼用具専門店「長野県飯山仏壇神仏の鷲森」 祭り神輿・獅子頭

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2011年3月20日

「笑顔」でずっといる事の難しさ。

貴重な体験をしました。

「栄村支援ボランティア」

弊社からも数分の場所にある「栄村」北部地震。


「何でもいい、役に立つ事があれば」

親切は時に、押し売りになることは十分わかっていた。

とボランティアに出し、緊急の為早速呼ばれた。


車を数分走らせたところで、朝霧に交じって地震の爪痕が顔を出す。

テレビやマスコミが盛んに流す、それと何ら遜色がない風景。


栄村役場に5時過ぎに着くと、避難生活で起きている方・炊き出しの方・様々な工事関係者が続々と集まってきた。

朝5時とは思えない人の多さ、事の重大さを再認識。


朝霧に太陽が見え、手を合わせて拝むおじいちゃん。

「見た目じゃわからない」に尽きると思います。

赤や黄や青の紙がいたるところに貼られている。

テレビやマスコミが視聴率を撮ろうとして依然、凄惨な爪痕をずっと流しているんだ、これは一部だと思ったが、全く違う。

「この映像しかない」どこを撮ってもこの現場しかないのだ。

もっと、何が足りて無くて、何を支援できるのか報じて欲しいのにと思っていたが、全てがここにはあった。


しかし、被災地にも笑顔の種があった。

避難所になっている、栄村東部小学校の教頭先生。

栄村は地震による影響で卒業式が中止、そして本年度で閉校。

全校生徒24名が他村や親戚宅などに避難して、友達同士顔を合わす機会がない状態。

そんな中、東部小学校は24日に卒業証書を渡す会を企画。

先生は「何人来れるかわからないけど。」とは言いながらも、子供たちの事を思ってこその渡す会!だと思う。

笑顔で学校を卒業してもらいたい、新たな旅立ちでもあるはずだから、夢や希望を持って。

最後に先生は「私が率先して笑顔で話します!」と。

私に出来る事は笑顔でいる事だけかもしれない。

日本を変えたい、なんて大きくいえない、じゃあ地元を・・・・。とも大袈裟に言えないが、普段は笑顔でいる事がどんなに大切か学んだ。