貴重な体験をしました。
「栄村支援ボランティア」
弊社からも数分の場所にある「栄村」北部地震。
「何でもいい、役に立つ事があれば」
親切は時に、押し売りになることは十分わかっていた。
とボランティアに出し、緊急の為早速呼ばれた。
車を数分走らせたところで、朝霧に交じって地震の爪痕が顔を出す。
テレビやマスコミが盛んに流す、それと何ら遜色がない風景。
栄村役場に5時過ぎに着くと、避難生活で起きている方・炊き出しの方・様々な工事関係者が続々と集まってきた。
朝5時とは思えない人の多さ、事の重大さを再認識。
朝霧に太陽が見え、手を合わせて拝むおじいちゃん。
「見た目じゃわからない」に尽きると思います。
赤や黄や青の紙がいたるところに貼られている。
テレビやマスコミが視聴率を撮ろうとして依然、凄惨な爪痕をずっと流しているんだ、これは一部だと思ったが、全く違う。
「この映像しかない」どこを撮ってもこの現場しかないのだ。
もっと、何が足りて無くて、何を支援できるのか報じて欲しいのにと思っていたが、全てがここにはあった。
しかし、被災地にも笑顔の種があった。
避難所になっている、栄村東部小学校の教頭先生。
栄村は地震による影響で卒業式が中止、そして本年度で閉校。
全校生徒24名が他村や親戚宅などに避難して、友達同士顔を合わす機会がない状態。
そんな中、東部小学校は24日に卒業証書を渡す会を企画。
先生は「何人来れるかわからないけど。」とは言いながらも、子供たちの事を思ってこその渡す会!だと思う。
笑顔で学校を卒業してもらいたい、新たな旅立ちでもあるはずだから、夢や希望を持って。
最後に先生は「私が率先して笑顔で話します!」と。
私に出来る事は笑顔でいる事だけかもしれない。
日本を変えたい、なんて大きくいえない、じゃあ地元を・・・・。とも大袈裟に言えないが、普段は笑顔でいる事がどんなに大切か学んだ。