今、本屋の文庫本ランキング1位にもなっておりたくさん並んでおりました。
映画でも放映されている、
「告白」の文庫本買って読んでみました。
初めから引き込まれるような展開になっておりました。
子供の人格は、家庭で決まるとは思いますが、特に母親の影響というのか、
影響とまでいかなくても、自然といる時間が長いというせいか、母親は特別なんだと
思いました、この本を読んで初めて思いました。
確かに考えてみれば、周りの知り合いや友人など、母親を知っているところを見れば
なんだか、納得できる気がします。
母親も一人の人間で完璧な人なんて少ないと思いますし、でも母親のあり方で
こうも子供の人格が決まってくる・・・ある意味恐ろしいことです。
もちろん、それだけではないとは思いますが。
一人の子供を、人間を育てるって本当に奥深いと思いますし、
自分では、殆どほっとかれて育ったと思っていたけれど、幼いころの自分は
自然と両親の姿をよくみて、親がしてくれることを、思っているだろうことを
敏感に感じ取り・・・きっと子供ってみんなそうなんだと思います。
事件もの・・推理と思っておりましたがとても深い、考えさせられる作品でした。
誰かを恨んだり、憎んだり・・の人間の怖さ、制裁を与えようとなればあそこまで
やってしまうって恐ろしさ。読み終えたあと、ゾッとしましたね。